新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで鶴齢は299年目の元旦を迎える事ができました。このことはひとえに鶴齢をご愛顧頂いている皆様のおかげと感謝しております。
私が蔵を継いだ18年前は焼酎ブームで「日本酒はもう必要ない」とまでささやかれ何をどうすれば良いのかわからない状態でしたが、運良く素敵な方々に導かれ、「いいものをつくる」という基本姿勢があれば今までの既成概念に捕われずに酒造りをする事が正しい努力に繋がる事を知りました。
その事と同時に、自分の力ではどうする事も出来ない事があることを二つの新潟の震災と東北での大震災で思い知らされました。
しかし、それでも愚直にまじめに酒造りをするしかない事もわかりました。
そしていま、鶴齢は創業300年に向け鶴齢にしかできない酒造りに向かって邁進しようと思っております。
どうぞこれからも鶴齢のご愛顧のほどよろしくお願い致します。
十二代目蔵元
青木貴史